昨日の朝まで生テレビが結構面白かったので、覚えているうちにメモしておきます。
「激論!凋落日本と若手企業家の成長戦略」
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/
記憶の限りメモすると以下のような感じ。
〇不況こそが新陳代謝を促す
不況の時こそ新たなビジネスが生まれる。アニマルスピリット(本能)に従い行動すべき。(シュンペーター)
〇働くとは何か
働くことに意味を見いだすべきか否かで意見真っ二つ。就活の現状(数十社受けるのが当たり前)から言って難しいという意見も。若者は仕事を選び過ぎという意見には納得。とりあえず働くならガムシャラに働けということか・・・。
〇ビジネスモデルの転換の必要性
日本の家電メーカーがグローバルで存在感がないように、日本がモノ作り大国というのはもはや幻想。アジアでも同じ品質で作れる。アップルがI podのユーザーをI tunesで囲い込んでいるように、日本企業はビジネスモデルを構想する立場をとらなければならない。モノ作りだけでは勝てない。この辺りの議論は、イノベーションのジレンマが参考になる。
要約は、http://satoshi.blogs.com/life/2005/11/post_2.htmlのブログが分かりやすい。
〇イノベーションを規制するな。(Youtubeとウィニーの比較から)
成長はイノベーションによってのみ可能となる。Youtubeとウィニーは法律的には前者の方が明らかに黒であるのに、前者は今やドル箱となり、後者は、グレーなのに京都府警の勝手な正義感?により捕まってしまった。これは、アメリカと日本の法律、風土に依拠する。アメリカは新しい技術、イノベーションに対して寛容。日本は年寄りが本質を理解しないまま、古い価値観で規制する。ホリエモンの逮捕からも分かるように、出る杭の足を引っ張る社会。アメリカのように寛容になるべき。イノベーションの邪魔をしてはならない。
〇イノベーションは規制せず、競争させるが、セーフティネットをしっかり作るべき。
上記のように、政治的に規制せず競争を促すが、セーフティネットを強化し、失敗したときに立ち直れる社会を作らなければならない。東氏の『バブルがはじけても人が死ななきゃいい。』という発言は言い得て妙である。バブルがはじけるのを恐れて規制すればイノベーションは生まれない。小泉政権の自由主義が悪かったというより、セーフティネットの強化が甘かったのが問題であるという意見も。逆に民主党は規制し過ぎか。セーフティネットに関して、現在議論されているのが、べーシックインカムである。
ベーシックインカムとは、簡単に言うと、最低限所得保障の一種で、政府が全ての国民に対して毎月最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金(5-8万円程度)を無条件で支給するという構想である。
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